返済能力のある人に貸すとは?
お金を貸す際に最も重要なことは、返済する意思があり、かつ、返済する資力のある人に貸すことです。
借用書を作成しておく
どんなに親しい仲であっても、必ず借用書を作成しておくのが重要です。この借用書というのは、金銭消費貸借契約書も同様の意味です。
契約自体は、借用書がなくても有効なのですが、後々の紛争を予防したり、紛争になった際の証拠にするためには、やはり借用書は作成しておくべきでしょう。
借用書が作成できない場合は?
やむを得ない事情によって、どうしても借用書を作成することができない場合には、メモ程度でも構いませんから、書面にして、貸した相手に署名してもらっておくとよいでしょう。
借用書の訂正は?
借用書を訂正する場合には、2本線を引いて、そこに双方の印鑑を押せばOKです。ただし、金額など重要な事項については、訂正しないで作り直したほうがよいです。
公正証書とは?
借用書は公正証書にしておくと、裁判手続きがなく強制執行できますので、債権回収には有効な手段となります。
なお、公正証書は、公証役場で公証人に作成してもらいます。
担保をとるとは?
債権を確実に回収するためには、第三者に保証人になってもらうという方法もあります。
ただし、この際には、返済能力のある人に保証人になってもらわないとあまり意味がなくなってしまいます。
また、物的担保を取っておく方法も、債権回収にとっては有効です。
ちなみに、例えば、抵当権であれば抵当権設定登記をしておくなど、それに応じた手続きをしておくことが大切になります。
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